人をまとめ、動かす仕事に向いていると思い、施工管理業務を志望しました。建築の知識はありませんでしたが、先輩たちの知識の豊富さに驚き、「これを覚えていく過程は楽しいだろうな」と感じました。入社２年目からは、営業から施工管理までをひとりで担当しています。
リニューアル部が手掛ける案件は、30分程度で終わるドアの修繕から数ヵ月かかる建物自体のリノベーション工事までさまざまです。私は常に10件ほどの案件を同時に担当していますが、その一つひとつに対して現地調査をし、見積もりを出し、工程を打ち合わせ、工期を算出し、職人の手配をして材料の発注を行い、施工管理者として現場の安全管理と品質管理を行います。工事完了後には請求書の発行をして一段落です。当社のリニューアル部では営業から施工管理までをひとりの担当者が対応するので、何事についても判断のスピードが速いことが強みだと思います。

この仕事をしていて嬉しい瞬間は、施主様から評価を受けること。しかし、同僚から「職人さんが宮城さんをほめていたよ」と教えられるときはもっと嬉しいですね。私は、現場が上手くいくことは職人さんのおかげだと思っているので、仕事を終えるときには必ずみなさんに｢ありがとうございました｣とお礼の気持ちを伝えます。先日は、７階建ての事務所ビルの改修工事を１年がかりで終え、大きな自信になりました。全フロアに２か所づつある大規模なトイレと給湯室の移動改修でしたが、事務所が通常営業している中で水回りや配線などの工事を行ったのです。土日や夜間の時間帯も利用して営業に支障が出ないよう厳密なスケジュールを立て、初めて経験する業種との打ち合わせも多数こなしましたが、計画通りにすべてを終えることができました。
この仕事の面白さは、何年たっても新しい工法や材料が出てくるので、勉強に終わりがないこと。今後は二級建築施工管理技士の資格も取得し、どんな工事にも対応できるよう知識を深めていきたいです。

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